オタク必見!適切なグッズ梱包方法と送料まとめ

最近のグッズは絵柄ランダム商品が多いことについて触れましたが、その関係でグッズの交換相手を探すことが多くなりましたよね。
取引方法として郵送が使われることも多いです。
郵送の場合、商品が壊れないようプチプチ(緩衝材)で保護することが必須ですが、どのくらいすれば安全なのかわかりづらいと思います。
また、いろんな郵送方法があってどれが最安値なのか、どうやって送料を計算すればいいかよくわからないですよね。
郵送交換を200件以上経験してきたわたしが、ベストな梱包方法と送料をグッズ別にまとめてみました。
適切な梱包方法とは?
当たり前ですが商品をそのまま封筒に入れて発送するのはNGです。
ポストカードなど薄い紙のものは折れ曲がらないように厚紙の間に挟んだり、硬いカードケースに入れるのが通常です。
缶バッジやキーホルダーなど紙のもの以外は、割れたり傷ついたりしないようにプチプチを巻いて保護します。
プチプチは物によって重ねて巻いた方がいいときがあります。詳しくは後述します。
ただし、商品に直接プチプチを巻くのはダメ!プチプチやテープの跡が商品についてしまいます。
必ずビニール袋に入れてからプチプチを巻いてください。
そしてどんなものでも水に濡れないようビニール袋に入れるのが常識です。
プチプチを巻くためにビニール袋に入れるならそれで代わりとしてもOK。
ビニール袋にはOPP袋が便利です。
粘着テープ付きで簡単に封が閉じられるものが楽でいいですよ。
プチプチ(緩衝材)も一緒に買っておくといいですね。
好みだけど梱包時の暗黙のルール
プチプチを巻いたときに剥がれないようテープで止めますが、マスキングテープを使うことが暗黙のルールとなっています。
開封のしやすさ、プチプチが破れにくいのでリサイクルできるといったことが理由です。
まぁこれは好みのレベルなので普通のセロハンテープでもいいと思います。
輸送時に梱包が剥がれてしまわないことが何よりも大切です。
マスキングテープを使うなら相手に渡すグッズとは違うアニメやゲームのものは避けましょう。
他ジャンルのものを使われて不愉快だったと揉め事になっていたのをネットで見たことがあります。
花柄やチェック柄などキャラクター以外のものにした方が無難です。
また、商品と一緒に軽いお手紙を入れることもあります。
これも好みなので入れても入れなくてもどちらでもいいと思います。
入れるなら小さめのメモやカードタイプのメモに「お取引きありがとうございました。またのご縁がありましたらよろしくお願い致します。」くらいでいいでしょう。
よく使われる発送方法と送料は?
グッズの郵送取り引きで一番多いのは普通郵便での発送です。
輸送状況の追跡ができない、輸送時に物が壊れても補償がつかないという最低限の方法ですが、缶バッジ1~2個、アクリルスタンド1~2個、アクリルキーホルダー1~2個、ポストカードなどの紙類あたりの取引であれば最も安い発送方法です。
ありがたいことに輸送時の破損や紛失が起こることはまずないので、値段重視で普通郵便になることが多いですね。
わたしもこれまでの取り引きの8割方普通郵便で行ってきましたが、トラブルが起こったことは一度もありません。
日本の郵便屋さんは優秀で感謝です。
ただ、普通郵便だと配達状況の追跡ができないので、今どこに物があるか確認をすることができません。
また、万が一中の商品が壊れたり無くなってしまったりしたときに損害賠償をしてもらえません。
追跡や損害賠償つきがいい場合は別の発送方法がありますのでそちらもご紹介します。
普通郵便の送料はいくら?
普通郵便は大きさと厚みで定形郵便と定形外郵便に分かれます。
そしてその中で重さによって金額が変わります。
定形郵便の基準と送料
定形郵便で送れる最大の大きさは、封筒の長い方が23.5cm以内、短い方が12cm以内、厚さが1cm以内です。
封筒は長形3号がこの最大の大きさのものなります。
注意点は、サイズが23.5cm×12cm以内でも厚さが1cmを超えていたら定形郵便では送れなくなること。
プチプチ(緩衝材)を巻くと二重以上で1cmを超えるので、グッズ取り引きで定形郵便になるのはポストカードなどの紙類くらいです。
送料は25g以内なら82円、50g以内なら92円です。
それ以上重いものはサイズや厚さが基準内でも定形外郵便扱いになってしまうので注意。
長辺23.5cm、短辺12cm、厚さ1cmまで | |
25gまで | 82円 |
50gまで | 92円 |
定形外郵便の基準と送料
定形郵便より大きい、分厚い、重いものは定形外郵便になります。
定形外郵便の中でもサイズと厚さで規格内・規格外と分かれており、さらにその中でも重さで料金が分かれています。
規格内の基準は封筒の長い方が34cm以内、短い方が25cm以内、厚さが3cm以内、重さが1kg以内です。
これより大きなもの、厚みがあるもの、重たいものは規格外扱いになります。
規格外は大きさと厚みに制限はなく、重さだけ最大4kgまでとなっています。
規格内(長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内)
|
|
50gまで | 120円 |
100gまで | 140円 |
150gまで | 205円 |
250gまで | 250円 |
500gまで | 380円 |
1kgまで | 570円 |
規格外 | |
50gまで | 200円 |
100gまで | 220円 |
150gまで | 290円 |
250gまで | 340円 |
500gまで | 500円 |
1kgまで | 700円 |
2kgまで | 1,020円 |
4kgまで | 1,330円 |
規格内の条件なら250g以内の250円までなら普通郵便が最安値の方法ですが、それ以上重たくなる場合はレターパックライトの方が安く済みます。
また、規格外になると500g以内の500円までなら普通郵便が最安値、それ以上重たくなる場合はレターパックプラスの方が安くなります。
今度はレターパック2種について説明したいと思います。
レターパックって何?
レターパックとは日本国内だったらどこでも定額で送れる追跡付きの郵送方法です。
「レターパックライト」と「レターパックプラス」で金額と条件が異なっています。
レターパックライト、レターパックプラスともに専用の封筒を使うことになり、封筒を買える場所は郵便局、ローソン、ミニストップが主なお店です。
レターパックライトもレターパックプラスも元払い(発送する人がお金を払う)のみで、着払いには対応していないので気をつけましょう。
また、レターパックライトもレターパックプラスも万が一の紛失時の補償がついていません。
ただし、郵便局側の過失が認められる場合は送料を返金してもらえることが一般的です。
中の商品に対する損害賠償は発生しないので、高価なものやワレモノの場合は補償がある宅急便にした方が無難でしょう。
レターパックライトの条件と送料
出典:日本郵便
レターパックライトは封筒の長い方が34cm以内、短い方が24.8cm以内、厚さが3cm以内、重さが4kg以内の条件で、送料は一律370円です。
上の画像にある青い専用の封筒に物を入れて発送します。
追跡付きなので配達状況も確認することができます。
差出人(出す方)のメリットとしては、ポスト投函ができること。
ポストの”その他の郵便物”の方に入れればOKです。
投函するときに問い合わせ番号が記載されたシール部分をはがすのを忘れないでくださいね。
受取人には自宅ポストへ配達されます。
直接手渡しではないので注意。
郵便局に行けないけど追跡付きで発送したいというときにおすすめです。
レターパックプラスの条件と送料
出典:日本郵便
レターパックライトは封筒の長い方が34cm以内、短い方が24.8cm以内、厚さ制限なし、重さが4kg以内の条件で、送料は一律520円です。
上の画像の赤い専用の封筒を使います。
レターパックプラスとサイズの制限は同じですが、厚みは無制限です。
また、レターパックライトと違い、郵便局員さんが家まで取りに来てくれる”集荷”を依頼することができます。
厚さが3cm以内ならポスト投函もOKですし、直接郵便局へ持ち込んでも大丈夫です。
家から出るのめんどくさい人は集荷に頼っちゃいましょう。最寄りの郵便局へ連絡すれば対応してもらえます。
レターパックプラスは受取人へ直接手渡しされるので、家に不在の場合は郵便局へお持ち帰りになります。
受取人には「不在時は不在表が入るので自宅ポストの確認をお願いします」と一言添えてあげるといいかもしれませんね。
もちろん追跡付きで、レターパックライトと違い速達扱いになります。
場所にもよりますが早いと翌日には届くので急いでいるときにも便利です。
レターパックライトとレターパックプラスの違い まとめ
レターパックライト | レターパックプラス | |
値段 | 370円 | 520円 |
大きさ | 34cm×24.8cm以内 | 34cm×24.8cm以内 |
重さ | 4kgまで | 4kgまで |
厚さ | 3cmまで | 制限なし |
追跡 | あり | あり |
発送方法 | ポスト投函 or 郵便局持ち込み | ポスト投函 or 郵便局持ち込み or 集荷 |
受取方法 | ポスト投函 | 手渡し |
速達機能 | なし | あり |
追跡付き最安値の発送方法はクリックポスト
小さなものを少数送るときに追跡付きで一番安い発送方法は「クリックポスト」です。
じゃあレターパックより先に紹介しろよ!と思うかもしれませんが、手続きがかなり手間なのでオタクのグッズ取引ではあまり普及していません。
オークションやフリマアプリでよく物を売る人には便利だと思うんですけどね。
クリックポストは長辺が34cm以内、短辺が25cm以内、厚さが3cm以内、重さが1kg以内のものを、送料一律185円で送れるサービスです。
発送の流れとしては、
- Yahoo! JAPAN IDまたはAmazonアカウントに登録する
- Yahoo!ウォレット(クレジットカード払)もしくはAmazon Pay(クレジットカード払)を登録する
- 専用のホームページからラベルを印刷する
- 梱包したものに貼ってポスト投函(または郵便局持ち込み)
このような流れとなります。
ということでYahooもしくはAmazonのクレジットカード払いを利用して送料を支払うシステムになっています。
また、専用のラベルを印刷しないといけないので、自宅のプリンターを使うかコンビニのネットプリントを使う必要があります。
YahooとAmazonのアカウントは持っている人が多いので問題ないと思いますが、強制クレジットカード払いになること、ラベルの印刷が必要なことがちょっと厄介かなと思います。
使っている人が少ないのでグッズの交換で双方同じ発送方法という約束だと使えないことがほとんどです。
注意事項としては速達などの追加オプションをつけることができないこと、万が一郵送事故が起こっても補償がないことがあります。
グッズの交換じゃなくて売る方が多い人には便利な方法です。
商品1点なら普通郵便が無難
アニメ・ゲームのグッズでよくあるのはラバーストラップ、アクリルスタンド、キーホルダー、缶バッジ、ポストカード、コースターあたりかと思います。
これらのものを1点のみ郵送するなら一番安いのは普通郵便なので、取引でも普通郵便が使われることがほとんどです。
追跡だけつけたければレターパックライト、配達員さんが手渡しするタイプが良ければ簡易書留(普通郵便の送料+310円で追跡と損害賠償も付きます)、登録していればクリックポストがオプション付きで安く発送できる方法です。
取引相手の希望も聞いて発送方法を決めるようにしましょう。
グッズ別おすすめの梱包方法と発送方法
普通郵便での発送が最安値と書きましたが、重さによって値段が変わるし結局いくらかかるの?と思うかと思いますので、グッズごとに送料とベストな梱包方法をまとめてみました。
すべて1点のみの取引を想定しています。
ラバーストラップのおすすめ梱包方法と発送方法
どのジャンルでも必ず出るシリーズ第一弾 ラバーストラップ。略してラバスト。
ゴム製なので割れる心配がなく、傷つくこともあまりないので取り引きしやすいグッズです。
ラバーストラップの梱包方法は正直人によって変わります。
「ワレモノじゃないしプチプチ一重巻きでいいよ~そしたら定形郵便の82円で安いし」と言う人もいれば、「定形郵便は消印押すときに機械で加圧されるからダメ!プチプチ二重巻きの定形外郵便で!」と言う人もいます。
わたしはプチプチ一重巻きの定形郵便でいいかな派ですが、交換の場合はお相手に合わせるようにしています。
譲渡だったら大抵送料相手持ちですし相手にどの方法がいいか聞いてみるのがいいでしょう。
梱包:商品をビニール袋に入れる→プチプチを一重or二重巻き
発送:普通郵便が主流。プチプチ一重巻きなら定形郵便で82円、二重巻きなら定形外郵便で120円が一般的。追跡付きで便利なのはレターパック。
アクリルスタンド&アクリルキーホルダーのおすすめ梱包方法と発送方法
どのジャンルでも必ず出るシリーズ第二弾 アクリルスタンド。略してアクスタ。
そしてどのジャンルでも必ず出るシリーズ第三弾 アクリルキーホルダー。略してアクキー。
どちらもプラスチック製なのできちんと梱包しないと傷ついたり最悪割れるリスクがあります。
基本的にプチプチ二重巻き、商品が薄めで脆そうだったら三重巻きがベスト。
一重巻きの定形郵便発送は上にも書いた通り消印を押すときに加圧されるので、アクスタやアクキーだと高確率で割れます。絶対NG。
二重にするか三重にするかはこだわりのある人もいるので、取引相手に確認をしてみましょう。
三重にしたから送料が高くなるということはほぼありません。
梱包:商品をビニール袋に入れる→プチプチを二重or三重巻き
発送:普通郵便(定形外120円)が主流。追跡付きで便利なのはレターパック。
缶バッジのおすすめ梱包方法と発送方法
どのジャンルでも必ず出るシリーズ第四弾 缶バッジ。アルミって言う人もいるけど主流なのは普通に缶バッジ。
プチプチ二重巻きでの梱包が一番多いです。
こちらも定形郵便だと曲がることがあるので絶対ダメ。
万が一濡れるとサビるので防水加工はしっかりとしましょう。
梱包:商品をビニール袋に入れる→プチプチを二重巻き
発送:普通郵便(定形外120円)が主流。追跡付きで便利なのはレターパック。
ポストカード、コースター、クリアファイルなど薄いもののおすすめ梱包方法と発送方法
どのジャンルでも必ず出るシリーズ第五弾 コースター。
コラボカフェが流行っているのでコースターの取引はよくありますね。
ポストカードやクリアファイルはくじの下位賞や何かの特典が多いですかね。ポストカードは略してポスカ。クリアファイルはそのまま。
コースターやポストカードなど紙製のものをまとめて紙類と言うこともあります。
「紙類は1つ100円です」みたいな感じですね。
このような薄いものはそのままでは曲がってしまうので、段ボールや厚紙での補強が必要です。
段ボールの箱をいい大きさに切って使ってもいいですが、濡れていたり汚れていたり臭いがついていたりしそうな食料品系の箱は避けましょう。(野菜、魚、肉、冷凍食品、アイスなど)
いちいち切るのめんどくさい!という人はすでに切ってあるものが売られています。
このような段ボールや厚紙で商品を挟んで補強するのが一般的です。
そのときに商品が直接段ボールや厚紙に触れないようビニール袋に入れましょう。
商品がズレないようにマスキングテープで補強と止めちゃうのがいいです。
段ボールや厚紙以外だと硬質カードケースも使えます。
カードケースだとこのままビニール袋に入れて防水加工するだけなので、段ボールや厚紙より梱包は楽です。
きちんと補強してあれば定形郵便でOK。クリアファイルはA4だと定形外になりますね。
梱包:商品をビニール袋に入れる→段ボールや厚紙で両側からサンドイッチ or 硬質カードケースに入れる→ビニール袋に入れる
発送:普通郵便が主流。定形郵便なら82円、定形外郵便なら120円が一般的。追跡付きで便利なのはレターパック。
それ以外のものの梱包方法は?
ここに書いていないものの梱包も下の2つのパターンで分けるといいです。
ワレモノならプチプチ二重~三重巻き、折れ曲がりやすいなら厚紙補強or硬質カードケースを使うのが基本。
重さ250g以内だったら普通郵便が一番安い発送方法です。
ただし、高価なものやイベントのチケットなどは、万が一の紛失のことを考えて追跡と損害賠償がついている方法の方がいいですね。
取引は相手がいて初めて成立するので、相手の要望も聞きながらお互いが気持ちよくやり取りできるようにしましょう。
まとめ
昔に比べると本当にグッズが増えて、尚且つランダム商品が増えたので交換や売買が増えました。
メルカリやオタマートなどのフリマアプリにもたくさんのグッズが出品されていますね。
グッズを交換・譲渡するときは相手にきれいな状態で物が届くよう、丁寧な梱包を心がけましょう。
アニメ系くじのまとめ買い「ロット買い」のやり方は?安く済ませる方法も!
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